本日1530時作戦は決行された
CARTによる大腸がんによる腹水の排水の実施であった
置賜総合病院に転院した直後にも3L程抜いてもらったのだが、その晩は絶食だった上に夜中に下剤が効いてしまい、結果トイレに車いすで行く羽目になった程であった。
今回のcartという施術では前回よりも多めの4L抜くことが出来たらしい。
Cartとkm-cartと種類があるようだが、分塁上cart表記であって、今回行ったのはkm-cartの方で良かったみたいので。
CARTとは? | 難治性腹水症に対する腹水濾過濃縮再静注法CARTより参照
時間にして1時間半、その後抜いた腹水をフィルターで通して浄化してから点滴で体に戻すという作業をするらしい。
フィルターを通すので、必然的に抜いた量よりは点滴する量のほうが少なくなり結果的に腹水の量は減るらしい。
今現在、4L抜いてアルブミンを点滴中なのだが・・・
腹水が減ったおかげで呼吸がし易くなった。
以前マラソンをしていたので感覚的に分かるのだが
大体安息時で90bpm.軽いジョギングで110bpm.全速力で120bpmとして
施工前 安息時 100-105 トイレ移動直後に120 安静に戻って110
と、トイレだけでもジョギング並みの負荷がかかり、ほぼ寝たきりを強いられていたのだが。
施工後 安息時 90-95 トイレ移動直後に100-105 安静に戻って 95-100
と呼吸に余裕が出来、今こうやって座ってブログをパソコンで作成している。
体液もただ戻すだけではなく、アルブミン?という血管から水分を逃がしにくくしてくれる物質をキレイにして戻すので、ただ抜いただけの前回よりは腹水の戻りも多少は緩やかになっていくらしい。
保険適用の標準治療で、2週に1度しか使えないらしいが、3割負担の6諭吉位でこの快適な状態を得ることが出来て本当に満足である。
がここで満足してはいけない、ただ単に抗がん剤治療のスタートラインに立てる権利を得ただけで、大腸がんステージ4という汚名はまだ払拭出来ていないのである。
ここから、抗がん剤治療の副作用に打ち勝って、初めてガン縮小→手術可能となるのである。
とはいえ、数時間前のボキは腹水のせいで仰向け以外の姿勢は許されず、息もやっとだったのが
施工後はベッドに座って、病院の桜を愛でながらブログを書いている。
これは事実なのです。
追記
現在フェンタニル投与中なのだが
Cart前
2時間毎に多めに投与してもらわないと、腹の張りで着座時に腰痛が起きていた。起きるのも痛みがあって勇気が必要だった。
寝る姿勢も仰向け以外、腹に干渉するので出来ず。
Cart後
1日目だが、すでに腹の張りは縮小しているので上記問題は解決したようだ。
まだ腹水の溜まり方が分からないので油断ができないが、深夜にトイレに行くときに傷みが減少したので大分QOLの向上に役だったと思う。
横向きになることも出来るようになったし。